「植物のからだは天地にダイレクトに開かれ交流しており、動物は体壁系(感覚ー運動)とを司る近の受容と働きかけを行う器官を持ち、宇宙リズムと共振する内臓、内宇宙、小宇宙を秘めている」
生命形態学の引用から、このことを述べました🙂
内受容感覚と自己受容感覚から見た練功の調整にも触れましたが、「外受容感覚」との統合の変化も起こります。
外受容感覚は外部情報を知覚する働きですが、動物は基本的に五感(視覚👁聴覚👂嗅覚👃味覚👅触覚🫂)という器官を用いた外界把握を行い、内外の感覚統合をして生きています。
五感による外受容感覚と内受容感覚を統合することにより、主観的な感情反応、気分などが生まれます。
ポリヴェーガル理論(多重迷走神経理論)では、この考えを身体志向的心理療法に応用しています。
外部刺激は内を動かし、また内部感覚によって外部情報の受け取り方も変わります。
個の内外を隔てる境界として、また触覚として働く皮膚感覚は体表すべてを覆い、内外のセンサーとしての働きや「統合的自己感覚」にも寄与しています。
光を感知し、可聴領域を超えた音波振動も受信しています🌅
この皮膚は「第三の脳」とも呼ばれ、発生学的には脳や脊髄、末梢神経、また他の五感を担う器官と同じく外胚葉に由来し作られました。
外受容、内受容共に重要な関わりを持ち、皮膚は両者をきっぱりとは分かち難い「場」であることが論じられています。
身体自己像は視覚や触覚、内受容感覚や自己受容感覚など多感覚統合により成り立つとされます。
練功により意識の深まりをみますと、この皮膚境界感覚は緩み、自己拡張感覚が生じます。
練功や瞑想の実践では、身体内部の信号への感受性や感覚同士の結びつきの編成が変わることが知られていますが、皮膚境界感覚による個体感覚の和らぎを見、内外は連続して感じられてきます。
脳がより広く、深く、流動的な自己感覚や境界を描き始めたのでしょう🌊
練功では固定的自己が解き放たれ、感覚統合様式の編成が大きく変化します。
より場的で、内外連続的な生(宇宙そのもの)がこの個体を通して現れくる、植物性器官と動物性器官を併せ持った私が、生きて練功が出来る喜びがそんな点にもあります😊
そして身体志向的心理療法への応用の可能性も感じています。