メスメルと「氣」🌿

2026年04月11日 22:53

メスメルと「氣」🌿

昨日、催眠について触れました🙂
催眠術や催眠療法の礎となった「動物磁気説」を提唱した18世紀ドイツ生まれの医師、フランツ・アントン・メスメルについても触れようと思います。
メスメルの名はmesmerize、(催眠術をかける、魅惑する、魅了する)の由来ともなりました。

 
🐢 動物磁気説とは何か
磁石の作用など、離れた場所を媒介する空間の「何か」は長年、科学者や哲学者たちの探求心を掻き立てるものでした🧭
メスメルの時代、科学の分野では、空間は未知、不可知の流体で満たされているという「エーテル仮説」が主流でした。西洋流「氣」の概念ですね😊
「動物磁気」と呼んだ目に見えない流体が宇宙や生物の体に満ちており、その流れが乱れると病気になり、整えることで治療できると考えたのがメスメルです。

治療では多人数が手をつないで座る桶状の装置や、患者の体の上で手を何度もなで下ろす「パス」といった儀式的な手法を用い、患者はしばしば恍惚状態や発作、涙など強い情動反応を示しました。
当時これは「磁気治療」「メスメリズム」と呼ばれパリで大流行しました。
しかしルイ16世の命の下設立された、ベンジャミン・フランクリンやアントワーヌ・ラヴォアジエらの王立委員会の調査で、動物磁気という物理的な流体は存在せず、効果は患者の想像力や期待によるものだと結論づけられます。

😪催眠現象とのつながり
メスメルの弟子らは、治療の過程で患者が「磁気睡眠」と呼ばれる特有の意識状態になることに気づきました。これは、周囲への注意が狭まる集中、暗示に強く影響される、いわば初期の催眠状態の観察でした。
 
その後19世紀に入り、メスメルの流れを受け継いだ研究者たちが動物磁気という仮説を捨て、現象そのものに注目し始めます。
被催眠者の「想像力」や「暗示への感受性」が鍵だとする考えが現れます🤯
ラポールと呼ばれる、治療者と患者の特別な関係性が効果を左右するという視点も出てきます。

これにより、「謎のエネルギーの操作」から「心理的な影響関係」として催眠を捉える転換が起こりました。
 
🧠 近代催眠療法への発展
19世紀後半、スコットランドの医師ブレイドは、メスメリズムで見られるトランス状態は磁気の力ではなく、注意の集中と暗示による心理生理学的現象だと主張し、「ヒプノティズム(催眠)」という言葉を導入します。
 
さらに、フランスのベルンハイムらは、メスメルの動物磁気の概念を否定し、催眠現象は被験者の想像力と暗示で説明できると整理しました。
 
こうした流れを経て、メスメル由来の儀式的・神秘的な要素はそぎ落とされ、暗示・イメージ・ラポールを重視する「催眠療法(ヒプノセラピー)」が心理療法や医療の一手法として位置づけられていきます。
 
 
👺メスメルの動物磁気説は謎のエネルギーで人を変化させるという仮説で、実際に起きていたのは、強い期待や暗示、治療者との関係性による心理的、生理的変化であったとされました。
その観察と技法のエッセンスが、概念を修正されながら「催眠現象」として再解釈され、近代の催眠療法の出発点となりました。
理論(動物磁気)は否定されましたが、そこから生まれた技法と現象の観察が、催眠療法の基礎となり、催眠術としても利用されています🌝
フロイトの精神分析学にも発展し、現代の医療やカウンセリングなどにも影響を与えています。

しかし私たちは、個々の差はあれ自他や空間に物理的ではない何かを見、感じ、影響を与え合うことを実感しています。
科学の表舞台からは一度排除された「氣」「未知の生体、空間エネルギー」の概念ですが😵
現代において再びそれらに迫る、今の知見にもまた触れましょう✨


かわいい官能性、不思議な自発功が始まるグラス・ハーモニカ。
緩んでくる春、安心してゆっくりしましょ〜💐
( ^^) _U~~

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